小説 / ホラー

完結見えない手

著者 北きつね

作品の長さ：8,370文字

(0)読者数：53人

　僕の田舎は、東名高速が通って居ることと、銘産となる海産物があるくらいしか取り柄がない。田舎町だ。

　その中でも、港に近い地区には、昔からの風習が残されている。中学校卒業を間近に控えた、十分冬...

小説 / ホラー

完結笑えない話

著者 北きつね

作品の長さ：5,358文字

(0)読者数：49人

僕はしがないプログラマ。

今日も終電を逃して、会社で徹夜作業。

でも、僕の部分が会社のカギを握っているのは間違いない。それに、僕はこの作業が好きなのだ。

小説 / ホラー

完結消えない絆

著者 北きつね

作品の長さ：5,301文字

(0)読者数：47人

僕と彼女はつながっている。

僕は確かに、彼女を感じることができる。

彼女も僕を必要としてくれている。

僕は、彼女だけがいれば満足なのだ。

小説 / ホラー

完結消された証

著者 北きつね

作品の長さ：9,503文字

(0)読者数：45人

　俺は、消防士をしている。

　よくある話だが、この職業をしていると、”バカ”に遭遇する事が多い。

 

　俺の上司も馬鹿だと思う。もっとうまくやればいいのに・・・。

小説 / ホラー

完結感じた重さ

著者 北きつね

作品の長さ：9,195文字

(0)読者数：43人

　確かに、僕は、彼女の・・・君の重さを感じていた。ほんの数秒前に、君は僕の腕の中に居た。

 

　彼女は僕の前に現れた。僕は、一目見て君を愛する道を選んだ。そして、彼女もそれを受け入れてくれた。...

小説 / 恋愛

完結取られる事の無いコール

著者 北きつね

作品の長さ：4,894文字

(0)読者数：49人

　もう、貴方の事は忘れたほうがいいの？

 

　もう、連絡帳にも入れていない、貴方の連絡先。

　消すまでに、1ヶ月掛かったのよ？

 

　消してからも、指が、心が、体中が覚えてしまった、貴方の...

小説 / 恋愛

完結嘘と裏切り

著者 北きつね

作品の長さ：9,634文字

(0)読者数：46人

　彼は、僕にこんな感じで話を切り出した。

 

「彼女は僕を好きでいてくれるし、僕も彼女を愛している」

 

　彼には家庭がある。

　その事実を、彼女には告げているという。裏切りが成立してから...

小説 / 恋愛

完結近くて遠い５０ｃｍ

著者 北きつね

作品の長さ：7,793文字

(0)読者数：44人

　僕が彼女を意識し始めたのは、何時だっただろうか？

 

　彼女が、僕に向かって

「ちょっと家まで遠いけど送ってくれる？」

　送った時に話した事がきっかけだったのだろうか？

 

　彼女は、...

小説 / 青春・友情

完結雨の日

著者 北きつね

作品の長さ：7,008文字

(0)読者数：61人

　僕は、雨が嫌いだ。

 

　この表現は、間違っていないが、合っているわけではない。

　正確に言うのなら、雨が降っているときに、差して一人で歩くのが嫌いだ。傘を差さないで移動することは、別に嫌...

小説 / ホラー

完結夢で終わらない

著者 北きつね

作品の長さ：6,146文字

(0)読者数：50人

　私は今日も同じ夢を見る。白い部屋の夢だ。

　夢を夢だと認識して、夢で終わらないようにする。私に残された唯一の方法

 

　私が私でいられる場所。

　私が望んだ事が実現できる部屋。

 

　...