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更新日時:2016.01.29


小説 / 歴史・時代

完結 いまは亡き公国の謳

作品の長さ:134,828文字

(2)読者数:170

 ロレーヌ公国公爵の庶子ジェルメーヌとステファーヌは双子の公女だ。

 一七二三年六月。公国の嫡男だったレオポール公子が病死する。

 レオポールの弟であるフランソワが嫡男となるはずだったが、フランス王家の血を引くフランソワが家督を継ぐことに反対している家臣がいた。彼らは庶子であるステファーヌが男であるという秘密をジェルメーヌたちの母親から聞き出しており、フランソワとステファーヌのすり替えを目論んでいた。

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この作品のレビュー一覧

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ノベラボ編集部

2016.11.10 18:20

筆力があり、テーマも面白いため、読ませる作品だった。しかし、ストーリー展開に盛り

上がりが欠け、あっけなく終わってしまった印象だったので、後半のプロットを見直すとよいだろう。史実を知っている読み手にとっては、予想が裏切られる展開だが、その意外性がいま一つ伝わらないのが残念。また、ヨーロッパ王家、公家の壮麗さの描写を加え、物語のスケール感が大きくなっているとよかった。

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ヤミヲミルメ

2016.02.29 21:25

ネタバレ注意

 あらすじがごちゃごちゃした感じだったので最初は敬遠していましたが、読み始めるとわかりやすく、登場人物も一人一人魅力的に丁寧に描かれていて、一気に引き込まれました!  ステファーヌの死亡シーンが、継母に殺されるのを恐れて女装までしていた男の最期にしてはあっさりしすぎていて、余計に悲しいようでもあり、物足りないようでもあり、と、複雑な印象です。

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