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更新日時:2017.09.22


小説 / ミステリー

完結 誰も知らなかったあの世(霊界)の世界

作品の長さ:103,172文字

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私が霊界(あの世)を知るきっかけとなったのは、亡くなった父との会話だった。私と父との会話は、これまでの私の人生を大きく変える、不思議な出来事だった。私は、父との会話を通して、これまで、私たちが知らされてきた霊界(あの世)は、実は、生きていた時と同様に、またそれ以上に、辛い悲しい世界であり、永い歴史の中で、神仏の儀式者が形作ってきた偽りの世界であったということを知った。

 

ある時、さやかちゃんが、御両親と父方のおばあさんと一緒に、私の所にやってきた。さやかちゃん(仮名)は、小学校二年生で、どちらかと言えば、控えめで大人しい感じの女の子だった。さやかちゃんは、幼い頃から霊を観て、時々、誰かと話をしているらしく、お母さんは、日頃から不安を感じておられた。

 

それから、さやかちゃんを通じて、亡くなったおばあさんとの会話が始まった。

「さやかちゃん、おばあさんに聞いてください。おばあさんの居る所はどんな所ですか? って。」

「薄暗くて、寂しい所だって。」

「何故、さやかちゃんの所に来たのか聞いて。」

「さやかが、お母さんの子供だからだって。」

「何かして欲しいことがあるか、聞いてください。」

「うん、時々思い出して、お墓参りに来て欲しいって、言っている。」

「おばあさんの居る所は、寂しい所だと言ったけど、そこには、知っている人は居るのか? それと、何故、寂しい所に居るのか? 聞いてください。」

「周りに知っている人はいるけど、みんな寂しい所にいるって。他の楽しい所は、知らないって言っている。」そこで私は、おばあさんに光りの星へ帰る話をした。

 

「さやかちゃんのおばあさん、そして一緒にいらっしゃる方々も聞いてください。皆さんが、今いる所、あの世の世界は、皆さんがこれから先も、住む所ではありません。私は、星々の大ガミから光りの言葉を頂き、霊界(あの世)にいる人々を、星へ帰す力を頂きました。

 

私もこれまで、皆さんと同じように、人間は亡くなったら、あの世に行き、霊となって墓に入り、仏壇にいて、今あなた方がいる霊界(あの世)で暮らすものだと思ってきました。しかし、それは間違いで、『人間は亡くなったら、命の故郷の星へ帰り、星の世界から、家族の人たちを見守っている』ということを知りました。

 

さやかちゃんのおばあさん、これからあなたは、お星様へ帰り、光りの姿となって、さやかちゃんたちを星から見守ってください。さやかちゃん、おばちゃん、何て言っている?」

「何のことを言っているのか、意味が分からないって、言っている。生きていた時、誰もお星様へ帰ることは教えてくれなかった。お星様へ帰る話は、今初めて聞いたって、言っている。」

 

「おばあさん、その通りです。これまで誰も、お星様へ帰ることを教えてくれませんでした。でも、これからも、その暗い寂しい所で暮らすことが、あなたにとって、本当に嬉しいことかどうか、良く考えてください。

 

おばあさん、これからあなたの周りに、薄紫の光りの柱を立てて、その光りの中に、茜色の光りの小舟、水色の光りの玉、黄金の光りの糸、緑の光りの葉を用意致します。この四つの光りの中で、あなたが一番好きな光りに包まれて、あなたの命の親ガミが待っている光りの星へお帰りください。おばあさん、お星様の世界は、嬉しい楽しい、何の心配もない世界です。

 

あなたは、生まれる前までは、星の世界で、光りの姿で暮らしていました。そして、人間としてこの世に誕生して、今は肉体のない霊となって、ここにおります。おばあさん、どうか安心してお星様へ帰って、さやかちゃんと家族を、光りの星から見守ってください。さやかちゃん、おばあさんは何て言っていますか?」

「おばあちゃん、分かったって言っている。これから、お星様へ帰るって言っている。」

 

それから、さやかちゃんは、おばあさんが、きれいなオレンジの光りの舟に乗って昇って行き、きれいな虹色のお星様に着く様子を観た。さやかちゃんが観たおばあさんは、とても喜んでいたそうで、「みんな仲良く暮らしてください。ありがとう。」と、さやかちゃんに伝えたそうである。この日以来、さやかちゃんは、おばあさんの霊を見ることも無く、霊と話をすることもなくなった。

 

その後、霊界(あの世)の真実は、私が関わった人達との会話の中で、更に証明されていくことになる。

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