小説 / SF・ファンタジー
連載中 僕達は黄昏と瑠璃色の間で
作品の長さ:34,745文字
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ステーション発、黄昏と瑠璃色の間行。封鎖された五番ホームに、それはやって来る。
ベティのママは、黄昏と瑠璃色の間を目指してお空に旅立ってしまった。たった一人、地上の一番高いところにベティを置き去りにして。
ママにあうにはステーション発、黄昏と瑠璃色の間行の列車に乗らないといけないらしい。列車はもうないらしいけど、それを作った人達は町の北側の「工房」で暮らしているという。
ベティはママにあうために、行ってはいけないときつく言われていた町の北側へ一人冒険へ出る。
―――辿り着いた先、小さな石造りの「工房」で出会ったのは、不思議な魔法を使う異国のお姫様だった。