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更新日時:2017.06.03


小説 / 恋愛

完結 銀盤のフラミンゴ

作品の長さ:85,124文字

(7)累計読者数:347

【第17回ノベラボグランプリ最優秀作品】一瞬。ほんの一瞬、静寂がこの広いスケートリンクを覆うと、ソレは少しずつ大きな音を立て始めていた。まるで、レコード盤に針を落とした瞬間のように、耳障りなノイズが常にわたしに襲いかかってくる。

 あの音が堪らないんだってよくお父さんは言ってるけれど、そんなアナログな「古き良き……」なんてモノに興味なんて持てないわ。じゃあ、わたしの好きなモノっていったいなんなのかしら?

 スケートを教えてくれたお母さんはこんなことを言っている……。

「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんていう不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」

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この作品のレビュー一覧

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rokuno kouichi

2017.04.04 02:03

ネタバレ注意

あらためて読み直しました。(以前読んだときはレビューのやり方を分かってなかった) カタストロフィー感が凄いですね。自然が描写されているところは、志賀直哉の『暗夜行路』みたいでした。  ちなみに私は、スルツカヤの大フアンでした。

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九藤 朋

2017.02.06 12:08

銀盤の上に燃える小さいけれど力強い炎が見える気がする。 そこにあるのは悩み苦し

む少女、マイノリティへの視線、そしてもがく人たちへのエールである。苦労し続けた先に。悩み苦しんだ先に。確固とした保障はないが、報われるものはきっとある。 今でも目を閉じれば見えるようである。 銀盤に舞うダーリーン。ナキハクチョウの羽ばたき。小さな野花。燃える夕景。

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