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更新日時:2020.05.24


小説 / 青春・友情

完結 ひとみをあけたら

作品の長さ:2,936文字

(0)読者数:18

関係ない人達が歓喜し、繋がりのなかった命が愛される。これは、家族という名前が生まれるお話。

 

【あらすじ】

 ほくほくした雑穀米。自家製味噌で作った、かぶとかぶの葉のお味噌汁は、越前漆器の中で誇らしそうに香っている。てらりと光る焼き魚。藁に包まれた大粒の納豆。少しのフルーツと甘い紫蘇入り卵焼き。身体に優しそうな色をした、南瓜と人参の浅漬け―

 大切にゆっくりゆっくり食べる私を、ちくと御両親は、見守るように眺めていた。居間から続く、小さな猫の額ほどのお庭には、ちょっとした植物が植わっていて、名前も知らないものだったけど、大層美しく見えた。

「世界が、きれいにみえる」

帰り道、サーモンピンクに染まっていく夕焼け空に呟くと、

「僕もだよ」

ちくは、私の手を遠慮がちに三秒だけ握った。【本文より抜粋】

 

秒針は進む。命は育つ。不安が安心に。困惑が幸福に。

震えるようだった私の心は、今、こんなにも世界の美しさに見とれている―きっとこの感情には、『家族』という名前がつくんだ。

 

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