小説 / ホラー
完結 リアルすぎた夢
作品の長さ:2,715文字
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ただ記録として、話口調でつづった、ある晩の夢の話し。
僕は夢で、夢を見ている時刻と同じ深夜に、香川県の病棟にいた。
友人や医者は、夢遊病の僕が病人だというように扱うが、深夜の病棟にいる医者たちは、ありありと異様に虚ろな様子で、僕は休まらない。
病棟を抜け、外の渡り廊下に出た時だった。街灯一つもない暗闇の林の中に、白い服が浮かんだ。
そして、ぼくは使われていない病棟に逃げ込む。。。
目が覚めたとき、僕は目が覚めたという感覚ではなかった。