御手紙 葉さんの作品
完結彼女はまだ猫のままで
作品の長さ:5,178文字
(0)読者数:56人
一瞬彼女の顔を見てライオンだと思った僕は、その笑顔を見てやっぱり猫だと思い直す。秋の夜道をコンビニに向かって歩く僕の元に、一人の少女が現れる。彼女はブロックに片足を乗せたまま、硬い表情で僕を見返...
完結Stare
作品の長さ:3,792文字
(0)読者数:64人
私はその喫茶店の小さな席にルーズリーフを広げ、シャーペンを走らせていた。そこに踊っている文字はまるで私が記した人生の一ページのように大切なものだった。しかし、その文字のまとまりは、まだ小説と呼べ...
完結琥珀色の喫茶店
作品の長さ:2,198文字
(0)読者数:66人
私は喫茶店で小説を綴りながら、先日出したばかりの自分の最新作の本を見て、ほくほく顔で微笑んでいた。自分が出した本を眺めていると、嬉しくて何度も原稿用紙に走らせるペンを止めてしまう。そんな時、一人...
完結海辺のコテージにて
作品の長さ:1,438文字
(2)読者数:78人
僕は大学時代、亡くなった祖父から与えられた海辺のコテージで夏休みを過ごしていた。毎朝、愛犬のヒップを連れてその女性は現れる。僕は彼女と会話しながら、祖父が抱いた遠い日々の思い出に心を旅させていく。
完結列車の車窓から
作品の長さ:869文字
(0)読者数:70人
今日は開校記念日だったので、僕は列車に乗って、一人旅に出掛けていた。レトロな車体には青春の香りが立ち込めている。列車に揺られながら、心にフラッシュを瞬かせていった。