小説 / SF・ファンタジー
完結 ディスプレー
作品の長さ:103,188文字
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これはちょっと不思議な力を持ってしまった少女のお話です。
加奈は、ある日事故に合ってしまいその後遺症として幽霊が見えてしまう能力、ゴーストアイに目覚めてしまいます。
そんな加奈の前に現れたのは、数年前になくなった親友瞳の姉、あゆみでした。幽霊が見える加奈と幽霊のあゆみ、そして親友瞳との少し不思議なお話が今始まります。
《登場人物》
加奈(15)・・・中学3年生。交通事故の後遺症でゴースト愛という能力に目ざまえる。性格は曲がったことが嫌いで真っ直ぐな性格で、あゆみにあこがれてそうなろうとしている。運動が得意で、また思ったことははっきりと言うタイプで、リーダーシップを発揮できるタイプである。
瞳(15)・・・加奈の向かいの家に住んでいる幼馴染兼大親友。物語が始まる直前に大げんかして絶交中であったが、仲直りする。ディスプレーを通して姉であるあゆみと話が出来るがそれを誰にも話さずにいた。引っ込み思案な性格で運動は苦手な方である。
あゆみ(享年16)・・・瞳の姉。2年前に交通事故で死亡するが、幽霊になってよく下界に遊びに来る。ディスプレーを通して話が出来るがそれまでは殆ど人に姿を見られないでいた。加奈同様、真っ直ぐな性格で物事をはっきりいうタイプである。姉御肌。
竜彦(19)・・・9話から登場。あゆみの元彼であったが、あゆみの死後、誰とも関わろうとしないでいる。曲がったことが大嫌いで誰であろうとぶん殴ってしまう。あゆみの死後心を閉ざしてしまっている。