小説 / 恋愛
完結 蓬津ひら坂、ナミダ橋
作品の長さ:34,038文字
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海女ヶ咲市には、蓬津川(よもつがわ)という川が流れている。
市の北西部の蔵人川樋門から分流して、市の中心部を通り、海にながれている。
吉塚エリは、数年前に行方知れずになった恋人の帰りを、蓬津川ぞいにある建て壊し予定の古いアパートで待ち続けている。
恋慕と劣情が入り交じった感情をもて余し、幾度も引っ越しを考えながらも、そのまま住み続けてしまう理由とは。
大人になりきれないオンナの切なさを描いた一人がたり。
H28.12/08追記
はじまりの文章を差し替えました。反映にしばらく時間がかかるかと存じますが、よろしくお願い致します。