小説 / ミステリー
完結 骸に恋する。
作品の長さ:74,780文字
(1)読者数:68人
テレビ局に勤める信二は、大学時代の親友の死を忙しさの中に忘れて生活していた。
けれどある日、自殺の現場を目撃したことで、記憶がフラッシュバックし、遺書にあった謎を《声》と共に探し始めることになる。
同時に、高校生活を倦怠感を覚えながら過ごす濱田和志は、ノートに詩をつづりながら耐えながら、なんとか生きている話が進む。
交差することのない二つの物語が、最後に交わるとき、一つの物語は終わりを迎える。
誰かに作られた意識と感じ生じる想いの差を、描いた中長編物語。