小説 / 恋愛
完結 歪んだ時針が動く時
作品の長さ:114,952文字
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核戦争終戦から1000年、除染完了から150年。世界はかつての姿を取り戻していた。
ある日高校生の藤沢直人は転校してきた岸姫香に一目惚れする。親友桐斗に応援され、不器用ながら姫香にアタックしてみたり、桐斗のありがた迷惑さに振り回されたりしながら楽しい日々を送っていた。
姫香がある告白をするまでは……
その日から直人の日々は一変し、彼はいくつもの選択を迫られることになる。
姫香をとるか。
桐斗をとるか。
それとも歪んだ時針を動かすか……
そして、
凍りついた時間の中で彼は問う。
君に、その覚悟はあるか?