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更新日時:2017.08.08


小説 / SF・ファンタジー

連載中 才能と志望が不一致な小野寺勇吾の苦難 -想い出という名の記憶の架け橋-

作品の長さ:3,829文字

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 超心理工学《メタ・サイコロジニクス》が発達した未来の『第二日本国』を舞台に、少年少女たちが、操作された記憶を巡って奔走するうちに、それに関連する事件に巻き込まれていく、新感覚SFバトル。

 第二日本国国防軍陸上防衛高等学校の生徒である小野寺勇吾は、そこの在校生のくせに、女子にイジめられたり、そのイジメから女子に守られたり、それを女子にあざ笑われたり、挙句の果てには、戦闘は嫌いなどとのたまったりする、ヘタレを絵に描いたような糸目の少年である。しかも、卒業後の志望が、軍人ではなく、「専業主夫」なのだから、軍人養成機関の性質上、イジメられる原因としては、さもありなんであった。志望に反して、厳格な母親にそこを入学させられた当人からすれば、苦行以外の何物でもなかった。

 そんな彼であったが、実は連続記憶操作事件に巻き込まれたことが原因で、いつもイジメから守ってもらっている幼馴染の鈴村愛との想い出《きおく》を失ってしまっていたのである。記憶操作される前は、ヘタレとは真逆の俺ツエーな男子で、とてもイジメられるような人間ではなかったのだ。その事を知っている鈴村愛は、記憶操作される前の幼馴染の記憶と、本来の姿を取り戻すために、色々と手を尽くすが、元に戻る気配は微塵もなかった。そんな有様を、学校随一の問題児である観静凛が、女子からイジメを受けている小野寺勇吾の不幸と同様、ことある事にあざ笑うので、鈴村愛と観静凛の仲は犬猿もいいところであった。

 それでもめげずに、鈴村愛は、引き続き小野寺勇吾の記憶を取り戻すべく行動していると、この事件の首謀者である少年犯罪組織、『黒巾党』と遭遇し、捕まえようとして逆に危機に追い込まれてしまう。だが、突如現れた謎のツリ目の少年に助けられ、事なきを得る。それを契機に、事件と失った想い出《きおく》の奪還は進展したかに見えたが……その先には、驚愕の事実と真実が、とんでもない事態と共に待ち構えていた。

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