小説 / SF・ファンタジー
連載中 エンジェリックスカイ/オキシダイト精錬所襲撃事件を端緒とした一連のテロとその結末
作品の長さ:29,981文字
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これは、強力な三人のテロリストに対峙する、一人の男とその仲間たちの物語である。
謎のスレイル属「アレスタ(ブーステッドハンマー)」「ベラ(加速粒子ライフル)」「バイア(電磁ブレード)」の三人が、かなぽんの故郷でもあるセイレーンの住む大国「ブルルキャピーテ」のオキシダイト発掘、精錬所を襲撃した。高濃度の魔力が結晶化した『オキシダイト』は海底深くから採取される鉱物だ。精錬所は半球状の水圧ドームで覆われており、中は厳重な警備が敷かれていた。しかしテロリスト舞台はOCS(オプティカルカモフラージュシステム・光学迷彩)とPSS(パッシブステレスシステム)を併用して中に侵入。やすやすと中を占拠した。
本来なら完璧な強奪作戦だったが、警備員の一人が個人的に監視カメラを付けていたため、そのデータにより三人のスレイルの仕業だと発覚した。
これを調べ上げたブルルキャピーテ王国の「ミア女王」はわいにゃん卿へこの事件を伝える。彼はブルルキャピーテ出身のかなぽんの主人であり、ラーメンのダシに使われていたセイレーン「パルテ・ノーテ」を助けたことで、ミア王女と夢の中で会ったことがあるのだ。彼には断る理由はなかったため、わいにゃんはブルルキャピーテへ赴くことにした……。