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更新日時:2019.01.03


小説 / その他

連載中 人間のラブドールとは

作品の長さ:698文字

(0)読者数:34

初は人なのかと思ったが、どうやらそうでもないらしい。なぜなら彼は世の中にはびこっているご奉仕ドールの顔をしていたからだ。

ラブドールへのこだわりというか、女性はこうあるべきという意思がこの展示されたラブドールから感じられた。https://www.kaka-doll.com

「これ、誰かに捨てられたのかな……。だったらもらってもいいよね?」

 誰かに聞くように言葉を出してみるが、現実にここは路地だし人通りも多くない。自宅に帰るのにちょっと近道をしようとビルとビルの合間を縫って歩いていたらご奉仕ロボットを拾えたみたいだ。ここは手っ取り早くさっさと自宅に運んで、それから考えようと思った。動くとか動かないとかは二の次で、とにかく高嶺の花と諦めていたご奉仕ロボットが手に入るのは至極の至りだったからだ。

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