小説 / 恋愛
連載中 星のささやき
作品の長さ:35,211文字
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凍てついた彼の心を溶かすため、秘する恋に心を焦がす
気温が氷点下50℃以下になると、人の吐く息が耳のあたりで凍り、かすかな音をたてます
シベリア東部のヤクートでは、この音を“星のささやき”というのです
彼の凍てついた心を溶かせるのは、過去の記憶の修正だけ。
私にしか伝えられない真実。課せられた任務を全うする。
――それ以上は、望まない――
――望んでは、いけない――