小説 / SF・ファンタジー
完結 千族化け物譚❖A
作品の長さ:279,306文字
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「ごめんなさい。アナタ、兄さんに似てる」
人の姿をしながら人ならぬ「力」を持った化け物、「千種の種族」の一人であるレイアスは、隠れ里の山奥で不思議な美少女アフィに出会った。
「力」を色として視る彼の眼には、謎の「力」に包まれて視えるアフィは、自身を「記憶喪失」だと言う。
幼馴染みを守るために過去に右腕を失ったレイアスは、新たな義手を探すために人里へ向かうはずが、成り行きで彼女の「力」の一端を預かってしまい、共に旅をすることになる。
彼が持つのは、「神」の理を侵す「心眼」。かつて犯した罪の鼓動を、彼は右腕と共に捨ててしまった。
彼女が見るのは、彼の知らない彼との約束。「いつか消える魔竜」として、大切な記憶を常に閉ざしていく彼女に、今の彼の叫びが届く日は来るのか。
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C1 Cry/A. -arrestare- Cry/シリーズ初話
since:2016.3.1 update:2023.8.13(上)・8.24(下)
自作で一番応援を頂いた長編で、別作雑種化け物譚の数千年後です。
※エブリスタ版では本編にラフ絵多数と、特典に裏話があります