【重要:お知らせ】ノベラボ サービス継続のお知らせ

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お知らせ

2016.05.31

第 10 回ノベラボグランプリ、最優秀作品を発表しました!

4 月に開催された第 10 回ノベラボグランプリ「家族」部門の結果を発表します! 最優秀賞と最終候補作を合わせて 4 点選出いたしました。最優秀賞については、著者様とご相談の上、ディスカヴァーからの発売を予定しています。

最優秀賞

昔むかし、いなくなった子どもの話 柿ノ木コジロー


昔むかしのお話。とある村でしずという娘が突然姿を消した。たった一人の子を失くしたふた親は懸命に探し回るがまるで手がかりはない。そして、時は過ぎ……
 
●講評
良くまとまっている短編。とても引き込まれるストーリーで、子どもが読んでも楽しめる。内容が、安易な教訓になっていないところも良かった。しいていえば、しずが周りの人たちにとってどのような存在だったのかを、もう少し踏み込んで描いてもよかったのでは。
 
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最終候補作品

遥かの家族 恵瑠/著
変化のない毎日を過ごしている31歳の光輝。家族の在り方に疑問を持ちながらも、あまり深く考えずに過ごそうと努めている。ワナビでもある光輝は、自分にとって絶対的な存在であるメル友の「和」との友情を支えに生きているのだが……? 大人女子の恋愛ストーリー。
 
●講評
導入部の文章が重苦しくなかなか物語に入り込めなかったが、中盤以降のストーリー展開はリズムが良く、一気に読ませてくれた。人物設定や描写に多少物足りなさを感じた。
 
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パパを殺しに 那覇剛柔丸/著
心中により家族を失った女子高生のユキコは、幼い頃に出ていった父への復讐を思い立つ。父の妹である麻美おばさんの家で一時的に暮らすこととなった彼女は、父を捜し出すため、従兄弟でニートの拓朗兄ちゃんに協力を仰いだ――。
 
●講評
ストーリー展開のおもしろさとスピード感で、どんどん読み進められた。さて物語はこれからだ、という場面で話が終わり、非常に残念。登場人物の描写ももう少しあってもよかった。冒頭の文体が独特だったが、後半はそれが薄れてきたので、ぜひ統一を
 
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言葉は物語をのせて 川内祐/著
メッセージを付けて飛ばした風船。時を経て叶えられた願いに、少年から大人へと成長していく男は何を思うのか。たった一言のメッセージが遠く離れた2人の運命に光を当てる。
 
●講評
よくある話ではあるが、きれいにまとまっていて好感が持てる。加筆前に比べるとだいぶ展開が読みにくくなったが、あと一歩といったところ。人物描写は見事です。
 
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