川内祐さんのレビュー
シナリオ / その他
完結 新作落語『粋と笑いの王国』
作品の長さ:4,899文字
(2)読者数:15人
2017.03.12 11:12
仕草を排除したのは潔さか挑戦か。読者が元ネタの噺を知らないと作中の後輩同様置いてけぼりになってしまいそうだが、タイトルを見てこの作品を読みに来た読者は、少なくとも「粗忽長屋」辺りは知っているだろう。そんな前提が通って成り立つ話。いや、噺。落ちが食堂ではなく、テーマパークを出る所にあればもう少し綺麗な気がする。
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小説 / ノンフィクション
完結 芸備線 山の奥のうどん屋
作品の長さ:1,057文字
(2)読者数:63人
2017.03.12 09:55
肝心の「ドライブイン落合」の描写が余りに短い。うどんの上に乗っているおでんは何なのか。味についても詳しく聞きたいところでもあるし、帰りの列車までどう過ごしたのかも気になるところ。この様な作品はノベラボにも少ないので、続けて投稿して貰いたい。次は詳しく!
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小説 / 青春・友情
完結 卒業前夜
作品の長さ:60,318文字
(3)読者数:274人
2016.03.16 08:43
ラストに選択した卒業の儀式に少々驚いた。壮絶な十代を過ごした土屋と、三十三歳にしては乙女のような卒業の儀式を選んだ土屋とのギャップが理解できなかった。相当な恨みを持つはずのミチコや両親と会うなりするのが定石だと思ったからだ。しかし彼女が選んだのは、それらを忘れ去って普通になること。許さないまま忘れることを選んだ彼女が正解なのかはわからないが、方法の一つとしては感心させられた。
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