ちょっとだけ切ない短編集シリーズ

ちょっとだけ切ない短編集
ちょっとだけ切ないショートストーリー。
夜に読んでも怖さはないと思います。少しだけ、ホラーテイストが入った小説が多くなると思います。
現在をベースにしています。地域的なことは、職業的なこともありますので、業界が違う人にはわからないところがあると思いますが、あえて説明はしておりません。
そういうものだと思って楽しんでいただけると嬉しいです。
注)
1話完結(5000~10,000文字程度)になっています。
完結雨と傘と彼と私
作品の長さ:1,080文字
(0)読者数:31人
バイトリーダーが好きな女の子。
今日、精一杯の勇気を振り絞って、自分の思いを伝える事ができるのか?
雨の日は何かが発生するかもしれない。そんな予感がしてしまう。
完結精神融解
作品の長さ:5,283文字
(0)読者数:31人
犯罪被害家族の私と、犯罪被害者の私。
二人の私が精神が溶け合って、私になる。
よくある話だと思う。
ただそれだけに、よくあってはならない話でもある。
完結白いフクロウ
作品の長さ:4,338文字
(0)読者数:27人
最後の時を迎える少女。最後に、少女は何を望むのだろうか?
終末医療を行う病院。
彼の使者として、フクロウが彼女のところに来る。
毎夜繰り返させる出来事は、痛み止めにうなされた彼女の夢なのか、それとも、フクロウが見せている幻惑なのか?
彼女は最後に向けて、日々を戦っている。
完結二番目の愛情
作品の長さ:4,328文字
(0)読者数:35人
俺は父と母と血がつながっていない。その事を知らない事になっている。
俺は明日、父と母と一緒に住んでいた家から出る。
この家では、長男となっているが、俺は二番目に愛情を注がれるべき対象なのかもしれない。
もしかしたら、愛情を受けることもおかしいのかも知れない。
俺は、本当の両親の事を知らない。
知りたいとも思ったことはない。
たとえ、弟が産まれて、二番目の愛情だったとしても、俺は両親から愛情を感じているからだ。
家から出る前日に父から話があると言われた。
完結隣の料理人
作品の長さ:4,287文字
(0)読者数:33人
料理ができない男女。もっぱら食事のスパイスは隣からの匂いだった。
隣からの料理の匂いが気になってしまう。
古いアパートでの日常。
仕事から帰って来て、自分は疲れて、弁当やカップ麺を食べているのに、隣からは毎日いい匂いがしてくる。
これが拷問じゃなくて、何を拷問というのだろうか?
料理ができない二人は、お互いの事を勘違いしている事を知らない。
完結紙とペンと復讐
作品の長さ:4,292文字
(0)読者数:34人
男は毎日、紙のペンでメモを取る
いじめられて自殺した娘。
自殺した娘の後を追った妻。
男は、毎日の仕事を続けている。
毎日同じことを繰り返している男は、心の中で決めていることがあった。
完結君と決めたルール
作品の長さ:4,356文字
(0)読者数:32人
僕と君はルールで繋がっている。
僕が長い長い旅路の先に、君にたどり着く時に、君はルールを破った僕を怒るだろうか?
高校一年生からはず待った二人だけの決めごと。
沢山のルールを決めて、二人だけの世界を築き上げていく。
二人は二人のルールで、二人だけの世界を作った。
二人だけにしかわからないルールかも知れない。でも、二人には、ルールが全てだった
完結神社と僕たち
作品の長さ:8,546文字
(0)読者数:31人
神社にお参りをして、願い事がかなったら、お礼ではなく、お返しをしなさい。
祖父からそう教えられていた。
小さな港町。
4人の幼馴染は、神社で写生をした。
神社に金賞が取れた事の報告とお返しをする為に神社を訪れた。
4人は大人になって、それぞれが結婚していた。
そして・・・
完結残された3分
作品の長さ:4,364文字
(0)読者数:33人
最後に交わした言葉はインターホン越しの3分間だった
幼馴染の二人
中学の卒業式で、恋人になった。
高校での付き合いを終えて、大学生活がスタートした。
地方から都会に引っ越して、隣に住む二人。
紅茶が冷めない距離に居る二人の、最後の3分間は突然やってきた。
完結残された記憶
作品の長さ:4,256文字
(0)読者数:28人
今日の最悪な目覚めが明日も明後日も続くだろう
最悪な目覚め。
俺が毎朝感じている事だ。
ゆっくり寝かせてくれないのもかと思っても無理なようだ。
妹が起こしに来る。母親の声で起こされる。
幼馴染が朝から俺に説教を始める。
俺が悪いのは解るけど、朝くらいゆっくりさせてくれよ。
最高の目覚めとは言わないけど、最良の気持ちがいい目覚めが欲しい。