白田里子18歳ー。幼少の頃から不運続きで、何をやってもよくない方向に転がってしまうー。唯一の特技が、霊や異形の怪人の気配を感じたり見えると言う能力ー。里子は、昔からずっとこの能力に悩まされてき...

福岡県宮若市近くの山の中に日本一有名な心霊スポットがある。

今では時の闇の中に埋もれた旧道のトンネルがそれである。

　記憶がどんなに曖昧でも、肺が破裂しそうに軋んでも、吉岡はただひたすらに走り続けた。

山を覆う宵闇に紛れて追い縋る足音に、只々強く怯えていた。

　何かを引き摺る音が聴こえる、吉岡は引き摺られ...

訪れた者の願いが叶う不思議なホテル”ドリームホテル” 今日も訪れた客の夢は、思いもよらない形となって成就し、彼らを奈落の底に引きずり込んでいく……。

一話完結型のグロテスク胸糞系インモラルホ...

三学期の始めに転校生を迎えた君津南中学二年Ｂ組で、次々と不可解な事件が起きる。担任教師の加納久美子が真相の解明に乗り出す。

　その学校の卒業生は優秀な者が揃っている。１名の秀才と９９名の優秀な者。

　それがこの学校の伝統とでも言うのか、設立以来続いている状況だ。

　調べていた記者が消えた。

　何かが行わ...

親友のN子が亡くなった翌日、携帯にメッセージが届いた。

　その集落には渇穴（かけつ）と呼ばれる古い井戸ががった。その穴には一つ言い伝えがあった。それは『死んだ者を中に入れると生き返る』というものだった。

　ある日、女が死に瀕した我が子をその井戸の底...

　ここはレトロな喫茶店。名前はピコラといいます。大通りから一本横道に入った隠れ家的なお店です。私の名前は倉橋かんな。このお店でアルバイトとして働いています。

　毎週金曜、いつも閉店間際の時間帯...

夜、チカチカと明滅する街灯の下には化け物がいる――

帰宅途中のOLに迫る”街灯の明滅”。彼女を待ち受けるモノとは？

新作短編ホラー小説。3000字ちょっとくらいです。