更新された作品
完結 ヒミコの調税使
作品の長さ:65,911文字
(0)読者数:120人
「租賦を収む、邸閣あり」
魏志倭人伝の一節です。この一節で、それまで古代史の幻影でしかなかった邪馬台国が、人間が織りなす社会の営みに見えてきました。倭国の乱とは何だったのか、なにが人を争いに向...
完結 天眼の蓮 魔招散秘録
作品の長さ:113,034文字
(1)読者数:145人
戦国期。
近江国美原村には、それを飲めば天下無双の力を得られると言う禁断の神薬、魔招散が、平安の世より密かに伝わっていた。
だが近頃、付近の山賊集団八木沢党が、その魔招散を狙って度々美原村を...
完結 隠密・土蜘蛛伝 小袖の手 [怨火問答〜幕末陰聞 山南語り〜とのコラボレーション作品]
作品の長さ:57,779文字
(1)読者数:327人
肥後鬼道衆
かつては、幕府御庭番衆より最も恐れられた隠密集団である。
この隠密集団は、総帥を務めていた土蜘蛛という名の隠密により壊滅した。
それから3年後。
芹沢暗殺事件があった後の文久...
完結 又右衛門、斬ってはならぬ 〈宇都宮釣天井異聞〉
作品の長さ:139,916文字
(0)読者数:113人
江戸城の権力者である土井大炊頭利勝は、七人の根来忍びに命じて、宇都宮城の城主である政敵・本多正純の失脚を企んでいた。それに対して、のちに鍵屋の辻での敵討ちで名を馳せる若き剣士・荒木又右衛門は、正...
完結 ハルノウタ
作品の長さ:62,764文字
(0)読者数:119人
今思えば、それは大人になる直前の、
子供として過ごせる最後の春の日々だった……。
さて舞台は、1845年春。江戸末期の武蔵国多摩郡日野(現在の東京都日野市)から物語はスタートします。
...
完結 小径
作品の長さ:63,400文字
(1)読者数:74人
うらみつらみに横恋慕
江戸を染めるは吉原大火――
筆職人の与四郎と妻のお沙。
互いに想い合い、こんなにも近くにいるのに届かぬ心。
ふたりの選んだ運命は‥‥
江戸を舞台に吉原...
完結 利刀を以て斬れぬもの
作品の長さ:169,354文字
(0)読者数:186人
対倭寇の英雄・戚継光は戦場にて一人の倭人と出会う。
その倭人の手には五尺にも及ぶ長大な刀があった――。
数年後、一人の少女が旅に出る。少女は行方知れずとなった実母を探していた。
悪漢に...
連載中 鬼子母神
作品の長さ:6,226文字
(0)読者数:70人
「奥州の鬼姫」と呼ばれ、伊達家に嫁いだ最上の姫、「義」。
彼女は優しい夫のため、鬼となり伊達と最上を守ることを決めた。
普段はかかれることのない、伊達政宗の母、保春院視点で戦国時代から江...
完結 麦わら帽子を落としたら
作品の長さ:26,607文字
(2)読者数:130人
僕は夏休みに祖父の家に遊びに来ていた。緑が生い茂る田舎町で僕は1人の少年と出会う。
それは僕らが知ることのない壮絶な「過去」を生きた少年が、「今」を生きる僕らに伝える1つの悲しき過ちだった__...