時宗家の人間に代々伝わる、超能力のような力。力を使うときに金色の瞳になるというその力を持つ者を殺せば、力を奪うことができる。

　黄昏市に住む柊誠は、金色の瞳の能力者が起こす事件を捜査する特別...

動物の霊が「視える」宮部理と、小さなものを「動かし続けられる」伊木啓太。

二人は文化祭に向けて、文学部と演劇部、それぞれの活動に勤しんでいたが、それぞれに悩みがあった。

宮部の悩みは、小説が...

大学生の山本悠汰（やまもと　はるた）は、付き合っていた女の子からてひどい言葉でふられた。

自分を見直していくハルタの、ただそれだけのお話。

あたしは現在、平田裕子という。

その人は元夫に絡まれて、困ったところを助けてくれた人。

ゆきさんとあたしの、あたしにとっては大きな転機のお話。

「あたしのことは、佐藤でもシュガーでも椿でも椿姫でも、お好きなように呼んでね」

佐藤椿、学年一位の成績を持つ、ロリィタ、椿姫。

対する私は、ミス・ローヤー、設楽桜子。

私は椿には敵わない。...

――世界が終った。

公安部に所属していた夏目志乃は死んだはずだった。追っていた謎の解明もそのままに。

しかし死んだはずの意識はそのままに高校一年の誕生日の前日に時間が巻き戻ってしまう。

以...

ショートショートです。友情ものです。感動に、作品の長短は関係ありません。オチを考えずに書いていくスタイルなのですが、書き上げた直後、作者も「こうきましたかア」と泣けました。

孤児院で育つ男の子、モモ。

彼は「立派な大人になる」ために、シスターのもと、一生懸命勉強に励んでいた。

そんなある日、施設で一緒に育った友達が突然いなくなってしまう。それを機に、モモは自分の...

　将来を嘱望された天才少女ピアニストが、世界的ピアニストの一言で壁に突き当たる。

「完璧な演奏だ。しかし音楽は？　音楽はどこにあるんだ？」

　音大生の苦闘を描く、音楽小説であり、青春小説です。

あの子は嘘をつき続けた。

嘘をつき続けた女の空虚な人生を描いた戯曲。

嘘は、自分を守り、他人を守れるのか。

それとも、自分を傷つけ、他人を傷つけるものなのか。

そんなことを考えながら...